更科紀行
いてや月…
›
【芭蕉自筆影印】 いてや月のあるし尓 酒振ま者ん といへ者 さ可つき持出多り よのつ年耳一めくりもお保きくして ふつゝ可なる蒔繪をし多り 都の人ハ 可ゝるも のハ風情なしとて 手尓も婦連さり介る耳 おも ひも可けぬ興耳入て 王・靑(?)碗(セイワン)玉巵(ギョクシ玉杯) の...
夜ハ…
›
【芭蕉自筆影印】 夜ハ草の枕を求めて 昼のうち思(?)ひまうけ多る介しき むすひ捨多る(未完)発句なと 矢立取(?)出て 灯の下耳 め越とち 頭多ゝきて うめき伏せ者 可の道心の坊 旅懐の心う(憂つらい)くて 物おもひする尓や 登 推量て 我を慰ンとす ワ可き時 拝可ミめくり...
桟…
›
【芭蕉自筆影印】 桟者し 寝覚なと? 猿可者ゝ たち峠なとハ 四十八曲りと可や 九折(ツヅラオリ)重 りて 雲路耳 たと る心地せら流 歩行(カチ)より行(ユク)もの さへ 眼くるめき たましゐしほみて 足定まらさり介る耳 可のつれ堂る奴僕 いともおそるゝ介しき見えす 馬...
何ゝといふ…
›
【芭蕉自筆影印】 何ゝ登いふ處尓て 六十(ムソジ)者可利の 道心の僧 おもしろけも おかし介もあらす 多ゝ むつゝゝと志多る可 腰多者むまて物おひ 息ハせ者しく 足ハきさむやう尓あゆみ来連るを ともなひ 遣る人 のあ者れ可りて をのゝゝ肩耳可け多るも(?)のとも 可の僧乃...
さらしなの…
›
【芭蕉自筆影印】 さらしなの 里 お者すて山の月見事 志きり尓すゝむる 秋風の心耳 吹さ者きて とも尓風雲の情をくる者すもの 又ひとり 越人と云 木曽路ハ 山深く道さかしく 旅寝の力も心もとなし登 荷兮子か 奴僕(ヌボク)をしておくらす をのゝゝ心さし盡す登いへ共 羈旅(キ...
5.浅間
›
【芭蕉自筆影印】 吹と者す石者あさまの 㙒 分哉 (吹とばす石は浅間の野分哉) 【句碑】 ①浅間神社 長野県北佐久郡軽井沢町追分1155-7 追分宿郷土館(追分1155-8)隣 婦支飛寿石裳浅間能野分哉 (ふき飛す石も浅間の野分哉) 一覧...
4.更科・善光寺
›
[8月16日] 【芭蕉自筆影印】 月影や四門四宗も只一 いさよひもま多佐らしなの郡哉 (十六夜もまだ更科の郡哉) 【句碑】 ①往生寺 刈萱堂 長野市西長野往生地1334 月影や四門四宗も多ゝ一つ (月影や四門四宗もただ一つ) ②善行寺大本願...
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示