1.木曽

[1689年 貞享5年8月11日]

【芭蕉自筆影印】
 あの中耳蒔繪書多し宿の月
(あの中に蒔絵書たし宿の月)

 桟やいのち越可らむつ多可つら
 (桟や命をからむ蔦葛)

 桟や先おもひいつ馬む可へ
(桟や先おもひいづ馬むかへ)

 木曽のとちうきよ能人のミやけ哉
(木曽の橡うき世の人の土産哉)

【句碑】
①詠地付近になし

(あの中に蒔絵書きたし宿の月)


②木曽の桟
 長野県木曽郡上松町
 R19木曽の桟交差点付近

 桟や命を可ら無蔦かつ良
(桟や命をからむ蔦かづら)



③津島神社
 木曽郡木曽町福島6015-3

 可計者之也命遠加良無蔦可川羅
(かけはしや命をからむ蔦かづら)



④詠地付近になし

(桟橋や先づ思い出づ駒迎へ)

⑤鳥居峠
 木曽郡木祖村藪原 丸山公園
 木曽消防署北分署前駐車場から徒歩約1300m登


 木曽の栃うき世能人能土産可那
 (木曽の橡浮世の人の土産かな)


【芭蕉訪ね地】
①桟
 木曽の桟からR19すぐ公園有



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